終わりのクロニクル5上

待ちに待った終わクロ新刊。ついに「終わり」が近づいてきました。
といっても「上」なので相変わらず発車オーライでスタンばったところで終わってますが。
上巻の段階であんまりストーリーに触れる気はないけど、今回やっと大阪の地名が出てきて、出身者として何気にうれしかったり。堺なんてあんまり行く機会なかったですけどね!
ちなみに『魔法少女スター☆リン』の元ネタもここです。ほんの数行だけど。
よくもまー、こう斜め上をつっぱしてくれるものです。作品全体にしてもここのキャラクターにしても。というか登山佐山。やりすぎだろお前。やってくれるなお前。
大自然に向かってあんなもん流すとは。是非とも真似てみたいものです。
そして「抱き枕カバーを寝袋に装着」というアイデアを見た瞬間に自分もためそうかと思ったのは秘密。その後の展開を読んで、思わず「世の中には越えられない壁というものが存在するのか…ぐはぁ」とおもいっきり挫折してしまったことはもっと秘密。
そんなシュールでダンディー終わクロですが、全体を通して思うのは「楽しい」ただその一言のみ。
大きい方が好きなことは生物学的にも正しいとかそんな暴言はとてもとても認められぬものではあるのですが、それはさておきサイコー!
読むたびに思うのですが、テキストは言うに及ばず絵の一枚一枚の配置とかその内容とか、いずれをとっても不思議なくらい激☆ツボ。
どこをとっても「ラノベ」というジャンルの王道を突っ走るようなエンタメ性のかたまり。
500p超というスケールにもかかわらず最初から最後まで読むのに飽きないその力には感嘆するのみです。来月には下巻も出て、ラストは10・11・12月で上中下の3巻構成なのかな?いまからすでに楽しみです。