ファウスト Vol.5

ぶっちゃけ「ファウストの作家陣は自分にあわない」とそれまでに学びつつ買ってしまったVol.5。
だって、第1特集が上遠野浩平で第2がひぐらしのなく頃になんて、買うしかないじゃないですか・・・。
まあ、この2つの特集だけで4割以上の誌面が割かれていて、それだけで買った価値あったのですが。
特に、ひぐらし特集の竜騎士07氏へのインタビュー&奈須きのこ氏との対談におけるクリエイターとしての意見の辺りが興味深かったです。なんかそのうち彼もファウストに原稿を書くそうな。
上遠野特集では、まず本人の短編2本があって、その後インタビューやら評論やら。
やっぱりこちも対談が一番面白かったなあ。一緒に話していたのが西尾維新氏だったし。

他にもクイックジャパン初代編集長とか、去年のビエンナーレ建築部門(要するにオタク人格論のアレ)コミッショナーの人とか、なんだかやたらとインタビューとかエッセイとか多くて、小説が少なかったです。
佐藤友哉の小説がいままでより読みやすかったし、結構全体を通してスムーズに読めたのですが、やっぱり舞城だけは意味が分からん・・・。意味が分からなくて評価のし様がないです。